昨年、選出された第10期NAC大使の活動がすでに始まっています。
最初に旅立った広島出身の平野さんは活動を終え、先月末に帰国。
詳しい活動の様子がブログhttp://yumie.mo-blog.jp/dandan/
にアップされています。 平野さんに続き、現在、2名の大使がNY州とMA州を拠点に活動中です。
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2011年春 10期生 本格始動!
第10期NAC大使誕生!
3月下旬にアメリカよりレイスロップ夫妻が来日。
約2週間かけて全国6か所で面接が行われ、全国から6名の第10期NAC大使が選出されました。
新大使のみさなんは来年の渡米に向けて、すでにトレーニングを開始。
8月6日~9日には広島・長崎で合宿が行われます。
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2/15付 毎日新聞(東京版)
2月15日付け毎日新聞(東京版)の記事がデータで届きました。
掲載文は以前、紹介していますが、
データには写真(9期生大辻さんの活動風景)も入っています。
下の添付ファイルをご覧ください。
左の「メディア掲載」→「毎日新聞(東京版)」でもご覧いただけます。 |
2/14付 中日新聞の記事
2/11に名古屋で記者会見が行われ、14日に写真入りで大きく紹介されました。
以下が掲載内容です。
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原爆の恐怖 米で伝えて ========================== 民間交流事業の参加者募集 --------------------------------------------------------------------------- 日本の市民ボランティアが、米国の子どもたちや市民グループに広 島・長崎の被爆体験や核兵器の恐ろしさを伝える民間の平和交流事 業「ネバーアゲインキャンペーン」の参加者募集が始まった。応募 は3月5日まで。選ばれた人は研修を受け、2011年に3ヶ月滞 在して活動する。(日下部弘太) --------------------------------------------------------------------------------------- 事業は1986(昭和61)年、米国や中南米で原爆の記録映画を 上映していた北浦葉子さん(兵庫県三田市)の取り組みに、マサ チューセッツ州のコミュニティーカレッジのドナルド・レイスロッ プ教授(平和学)が感銘を受けて始まった。 ほぼ2年に1度派遣し、これまでに9期、51人がホームステイしなが ら1万1千回を超える講演をしてきた。日本文化もあわせて紹介し、 今回は6年ぶりの派遣となる。 名古屋市内で事業のPRがあり、05年11月~06年9月に活動した9期生 の日本福祉大付属高校英語科教諭、榊原智穂さんが「米国人に核兵 器は自分たちの問題だと理解してもらえた。私にとっても、人生で 始めて平和について考える機会になった」と意義を話した。広島で 被爆した沢田昭二名古屋大名誉教授も「オバマ大統領に代わった今 こそ、草の根の活動が一層有効だ」と述べた。 渡航費は自己負担。現地の受け入れボランティアが食事と住居を提 供する。募集は5人。日本語と英語の志望動機書を添えて応募し3月 末に名古屋でレイスロップさんらによる面接がある。申し込みは、 事務局ホームページ(「ネバーアゲインキャンペーン」で検索)か ら。 |
第8期生から体験談が届きました!
「7年越しのクリスマスカード」
第8期生 米田 裕美
先日、一枚のクリスマスカードを受け取った。誰だろう?USA? Shani..?
あぁ!!誰かわかるまで少し時間がかかった。 さかのぼること2002年の秋。 私はNACのボランティアとして、米国マサチューセッツ州のホストファミリーを拠点に、近隣州のNY州やコネティカット州、ニューハンプシャー州などを2泊、3泊しながら転々として平和交流活動を行っていた。クリスマスカードの差し出し主は、そんな中たった2泊させてもらったおうちの当時9歳だった女の子。ちょうどハロウィンの夜、一緒に近所を回った子がもう16歳!高校で日本語を勉強しているらしく、習いたての日本語がちりばめられたカードに思わず笑顔になった。 そして、カードには近況と共にこんな言葉が書いてあった。
「最近になって“ヒロシマの絵”の意味がわかった」と。そう、私はこのお宅で丸木位里・俊夫妻の「原爆の図」というスライドショーを上映したんだ。当時9歳だった彼女には難しかっただろうし、怖かっただろうとも思う。でも、そのことを覚えていてくれた!きっと、ハイスクールで歴史の勉強をしたときにヒロシマが出てきて、スライドショーのこと、私のことを思い出してくれたんじゃないか。そして、昔はわからなかったその意味や原爆や平和や戦争やそんなことを考えてくれたのではないだろうか。そして、日本語を勉強してくれている。伝わったんやなぁ。伝わるんやなぁ。 7年越しに届いた“小さな芽”の便りに、胸が熱くなった。 かく言う私も、広島や長崎の出身でもなければ、身内が原爆の被害にあったわけでもない。私に平和の種まきをしてくれたのは、小学校6年生の時、広島への修学旅行前に平和教育をしてくれた担任の先生だった。彼は戦後生まれだったけど、広島のこと、原爆のこと、アジアのこと、戦争のこと、韓国人慰霊碑のこと、戦後生まれだからこそかもしれないが、平等な目で歴史を見ることを教えてくれた。私の中で芽生えた平和の芽が、NACの皆さんの力で育てられ、アメリカの種まきにつながった。そして今、その次の芽がアメリカで育ちつつある。
We can make difference! |
アメリカよりNAC英語版が届きました!
バークシャコミュニティカレッジのHPにNACのページが誕生!
提唱者のレイスロップ夫妻や歴代NAC大使、現地でのプレゼン風景、
子どもたちの感想やホストの声など盛りだくさんの内容です。
左の「リンク」をクリックしてもご覧いただけます。
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The Daily Yomiuriにも紹介記事!
2月18日に関西・西部版の”INTL Community”
というお知らせ欄に掲載されました。
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Volunteers are being sought for the 10th delegation of the Never Again Campaign (NAC), a program introducing the suffering of atomic bomb victims in Hiroshima and Nagasaki through a film and Japanese culture presentations at schools and other locations in the United States over a three-month period next year. The program, launched in 1985 by peace activities Donald and Marion Lathrop, and Yoko Kitaura, has dispatched about 50 volunteers to give about 11,600 presentations to nearly 370,000 people. Successful applicants will undergo training. The application deadine is March 5., Visit nac.junyx.net/for details. |
第3期生から体験談が届きました!
「今の時期だからこそ被爆国 日本から“Never Again”と訴える ことに意義がある。」 (ボイル)渡辺由美子(東京都在住)
OL三年目、新しい事に挑戦したいと考えていた21年前に、NAC第三期募集の 新聞記事に出会い、提唱者北浦葉子さんの『チャンスの前髪をつかめ』を読み、 「これだ!」と思い、応募した。 ・・・・・・続きは添付ファイルをご覧ください。 |
朝日新聞「ひと」欄に紹介記事
2/25付け朝日新聞「ひと」欄に”原爆の「語り部」として若者を米国に派遣する”という見出しで、
北浦葉子さんの取材記事が掲載されました(写真入り)。
記事は左の「メディア掲載」をクリックするとご覧いただけます。
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長崎新聞に紹介記事!
2月23日付け長崎新聞に「NACが平和大使を募集 米国で3カ月間被爆の実相伝達」
という見出しで記事が掲載されました。
NACが平和大使を募集 米国で3カ月間被爆の実相伝達 |
2005~06年に活動した9期生の体験談です。
NACの募集自体が「平和の種まき」。種を蒔かれたのは、むしろ私の方です。 第9期 榊原智穂(愛知県在住) 私は第9期生として2005年11月に渡米。初めの2ヶ月月は英語の勉強に集中し、年が明けた1月からNY州を拠点に本格的に活動を始めました。でも、英語に自信がなかったことに加え、アメリカ人の前で原爆投下について語ることの怖さから、なかなか積極的になれませんでした。 原爆投下について語ることへの恐怖心を取り除けずにいた頃、ある高校でプレゼンテーションをしました。終わって片付けをしていた時に、男の子が私のところへ来て、「今日は来てくれてありがとう!実は僕、高校卒業後、志願兵になろうと思っていたんだけど、今日あなたのプレゼンテーションを聴いて、気持ちが変わったよ。兵士は人を殺す仕事だもんね。もし、僕が兵士になって、日本と戦争になったら、あなたの友達を殺さなければならなくなるかもしれないから。だから僕は、志願兵になるのをやめたよ。今日は本当にありがとう」と言い、去って行きました。その彼との出会いが、私にNAC大使としての存在価値を見出させ、自信と誇りを持って活動に臨むべきだと思わせてくれました。 NAC大使は必ず日本文化の紹介を最初にすることしています。それは、いきなり原爆投下について語っても、聞き手の心に響かないからです。アメリカにもアメリカの文化や生活があるように、日本にもその文化や一人ひとりの生活がある。そんな夏の日に、原爆は投下されたのだということを理解してもらうためでもあります。 核や平和の専門家ではない私が、プレゼンテーションを重ねていくたびに、自分の意識の変化を感じながら、平和へのメッセージを力強く、自信を持って、アメリカ人に伝えられるようになっていきました。それを受け、現地の子ども達も、教科書や書物から同じことを学んだときとは違う反応を見せてくれました。NACのすばらしいところは、どこにでもいるような若者が、大使に選ばれたことで、「平和」に興味、関心を持つようになり、「誰かに伝えたい!伝えなくては!」と危機感を持って、主体的に平和活動に関わるきっかけをつくるところだと思っています。 私はNACから「平和の心」をもらったと思っています。「平和」について考えるきっかけを与えてもらい、「平和」のために何かしようとしている人たちと出会えました。「平和」について考え行動することで、自分がより自分らしい生き方や物事の捉え方、考え方を見つけられたような気がしています。NACの活動報告をすると、「あなたは平和の種まきをしてきたんだね」と言われることが多いのですが、私にとっては、NACの募集自体が「平和の種まき」だったと感じています。私は平和の種を蒔いた方ではなく、むしろ蒔かれた方なのだと実感しています。
※この体験談は2月11日に名古屋で行われた記者会見の内容を要約したものです。
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