第5期生から体験談が届きました!(写真付き)

2010/02/15 5:00 に Kumiko Atoda が投稿   [ 2010/02/17 22:57 に Staff NAC さんが更新しました ]

多くの出会いの中に宝物がちりばめられた草の根の平和活動。NAC万歳

5期 鵜飼由加里(京都府在住)
 
15年前、NAC大使を経験して私が得たものは、『どんな時も前向きな気持ちを持つ事』と『違う価値観を受け入れる事』だと思う。この二つは、NAC大使の一年間を経験したからこそ、得ることができた大きな財産だ。大阪の看護学校を卒業し数年働き、海外をバックパックで旅した私は、地元の長崎に戻り再び看護師として働き始め3年が経とうとしていた。異文化交流に興味があった私は、NAC4期生の帰国発表会を聞いて、自分と同じ年代の若き女性が、被爆の実情を海外で伝えるボランティア活動を一年もやっていたことに衝撃を受けた。私は、小学校の時に『にんげんをかえせ』のビデオを見たことがあり、その時、怖い、こんな恐ろしいことが起きたなんて信じられないし、見るのも嫌だ・・・と目を覆いたくなったのを覚えている。NAC報告会で、事実から目をそむけ生きてきた自分を思い愕然とした。看護師としてお世話している患者さん達の多くは被爆者手帳を持っている。叔父もまた被爆者で、私は、遠くからぴかドンを見つめた祖母の体験も聞いている。でも心の目は悲惨な話から、どこか逃げ続けていたと思う。今、自分も被爆者のメッセージを人々に伝える活動をやってみたい、と思い応募した。幸いにも選出され、多くの被爆者の話を聞いた。罪を憎んで人を憎まず、その精神を忘れず平和の為に生きる彼らを見て、私は、自分は核や平和活動の専門家ではないが、彼らのメッセージを、私の言葉で身体で伝えたい!と心底思うようになり、勇んで渡米した。私は、日本人として被爆者のメッセージを伝えに来たが、この地球上に住む人間として、核兵器という恐ろしい兵器を人類が三度使用してはならない、という思いを分かち合いたかったし、多くの人々が共感してくれたと思う。そして、自分自身が、見るのが辛かったビデオ『にんげんをかえせ』を一緒に見てくれてありがとう!と心から感謝し、皆に今日のお礼にとお抹茶を振舞った。このようなプレゼンテーションは好評で、「大統領は信じられないけど、ゆかりは信じられる」と言ってくれた中学生や、『ルピナスさん』という絵本を私に贈り「ゆかりのしていることは、このルピナスさんのお話のように、世界中に美しい花の種を撒いているよ」と言ってくれた先生との出会いがあった。一年間プレゼンテーションを続ける日々の中で、私は、いつも前向きな気持ちと、相手を受け入れる姿勢を学ばせてもらったと思う。
人から人へ・・・NACはとてつもなく地道で、結果がすぐに見える活動ではないが、多くの出会いの中に宝物が散りばめられた草の根の平和活動だと思う。NAC万歳!!
 

 

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Kumiko Atoda,
2010/02/15 5:06
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