第8期生から体験談が届きました!

2010/03/09 1:52 に Staff NAC が投稿
「7年越しのクリスマスカード」
第8期生 米田 裕美
 
先日、一枚のクリスマスカードを受け取った。誰だろう?USA? Shani..?
あぁ!!誰かわかるまで少し時間がかかった。
 
さかのぼること2002年の秋。
私はNACのボランティアとして、米国マサチューセッツ州のホストファミリーを拠点に、近隣州のNY州やコネティカット州、ニューハンプシャー州などを2泊、3泊しながら転々として平和交流活動を行っていた。クリスマスカードの差し出し主は、そんな中たった2泊させてもらったおうちの当時9歳だった女の子。ちょうどハロウィンの夜、一緒に近所を回った子がもう16歳!高校で日本語を勉強しているらしく、習いたての日本語がちりばめられたカードに思わず笑顔になった。
そして、カードには近況と共にこんな言葉が書いてあった。

「最近になって“ヒロシマの絵”の意味がわかった」と。そう、私はこのお宅で丸木位里・俊夫妻の「原爆の図」というスライドショーを上映したんだ。当時9歳だった彼女には難しかっただろうし、怖かっただろうとも思う。でも、そのことを覚えていてくれた!きっと、ハイスクールで歴史の勉強をしたときにヒロシマが出てきて、スライドショーのこと、私のことを思い出してくれたんじゃないか。そして、昔はわからなかったその意味や原爆や平和や戦争やそんなことを考えてくれたのではないだろうか。そして、日本語を勉強してくれている。伝わったんやなぁ。伝わるんやなぁ。

7年越しに届いた“小さな芽”の便りに、胸が熱くなった。
かく言う私も、広島や長崎の出身でもなければ、身内が原爆の被害にあったわけでもない。私に平和の種まきをしてくれたのは、小学校6年生の時、広島への修学旅行前に平和教育をしてくれた担任の先生だった。彼は戦後生まれだったけど、広島のこと、原爆のこと、アジアのこと、戦争のこと、韓国人慰霊碑のこと、戦後生まれだからこそかもしれないが、平等な目で歴史を見ることを教えてくれた。私の中で芽生えた平和の芽が、NACの皆さんの力で育てられ、アメリカの種まきにつながった。そして今、その次の芽がアメリカで育ちつつある。
 
We can make difference!
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